晩夏

狭い部屋の中で
誰かの声がする
僕は裸のまま
「眠いな」って
そのまま
目を瞑るのさ

秋の風が吹いて
少し夜も早くなり
窓は開いたまま
「暑いな」って
まだまだ
汗かくのさ

明日には
広い広い
大袈裟な
空がきっと
僕たちを
ほら、必ず
影を晴らして
光を射して
待ってるから

愛を語る日々を
君と過ごす日々を
僕は子供のまま
「眠いな」って
そのまま
服着るのさ

明日には
広い広い
大袈裟な
空がきっと
僕たちを
ほら、必ず
影を晴らして
涙を拭いて

明日には
広い広い
大袈裟な
空がきっと
僕たちを
ほら、必ず
影を晴らして
光を射して
待ってるから
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