宙-SORA-

時を超えて きみの声を
探しあてた 闇の彼方に

きみの瞳が僕の
膿み白んだこの傷を癒し
瘡蓋となりそっと剥がれ落ちる

響き合う共鳴が
生み出してしまったの
すれ違う現象
添い遂げたい未来永劫

この空に差す光
今刻み込みたい
僕の心に

時を止めて きみの寝顔
許されるのなら
僕だけのものに

重ねた唇から
流れ込む愛情
絡めた指と指の
境界線はもう曖昧
まるで一体のよう
たとえ幻だとしても

この記憶だけは
ずっと失いたくはない

この宙に放つしるし
全て溶け込みたい
きみの鼓動に

悼むように陰る月
また辿り着きたい
きみの処に
×