おはら恋歌

おはら祭りの踊(おど)り連(れん)
手と手が触れたその後に
真面目な顔で誘われた
天文館の居酒屋の
くぐる暖簾に人並みの くぐる暖簾に人並みの
夢を見ました 夢を見ました
恋女房

薩摩隼人(さつまはやと)と胸張って
生きる貴方に恋心
ほかにもいい女(ひと)いるくせに
お前は俺の宝物
嬉しがらせた憎い人 嬉しがらせた憎い人
泣いて明かした 泣いて明かした
夜もあった

三歩下がって 影踏まず
薩摩女(さつまおんな)の鏡だと
ほめて夢中にさせたひと
一緒になってくれたなら
かわいい女房になれたのに かわいい女房になれたのに
今は笑って 今は笑って
おはら節
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