Rain Song

この町は上手に雨を 身にまとってキラキラゆれる
ずるいくらい綺麗な景色を 涙なんかが邪魔をしてきた

「寒くなったから もう帰ろうか」キミが言った
あと少しだけ「このままでいさせて」
なんか自分の言葉じゃないみたい

もしも全てが嘘ならいいね
昨日の二人も現在のキミも
それから最初の「想い」も
私どうして悲しいんだっけ
たぶんきっとこの雨のせいだ
お願い 一人にしないで
街灯の明かりがにじんでいるよ

さっきから前だけ見てる 横顔が困っている
背の高い キミのせいだよ
傘を持つ手が おでこに触れた

それでちょっと笑って 少し会話が続いたのに
私の声は 雨に濡れてしまうの
いつもみたいに明るく言えない…

もしも明日が変わるのなら
キミへの想い以外は全部
捨ててもいいから お願い
世界が雨におぼれたって
キミの心はもう戻らない
それでも名前を呼んでよ
歩道橋に咲いた傘が綺麗で

かわいそうだよ ほら
ずぶ濡れの白い自転車
このままじゃ もう帰れないね
雨でも消せない 「キミが好き」
だから

もしも全てが嘘ならいいね
昨日の二人も現在のキミも
それから最初の「想い」も
私こんなに悲しいなんて
たぶんきっとこの雨のせいだ
お願い 一人にしないで
街灯の明かりがにじんでいるよ
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