点灯

きっと灯りが点いた世界に
僕はいないだろう
それでも歌うのは見たいから
未来を、光を
きっとあなたは解いていたのだ
諦めも絶望も
それでも守ったんだね
強くいたいよ僕もそうやって
怖くないわけないよ
心は怯えているよ
きっと僕らが生きた答えを見つけるのは
難しいね
守ってるつもりで守られてたみたいだ

不甲斐ない今日をいつか笑えるように

灯す光の間に絶望が見えたとしても
あなたが託してくれた色で塗り変えるから
痛みの彼方に希望が見えた気がした
柔らかい熱を帯びて魔法は点灯する

きっと逃げ出すこともできたんだ
でも僕はそうしないと決めたから

嘘は吐きたくない予報ごとき覆すような
結晶体証明したい照明のライト
歴史書き換える振り返れば
葬った恨んだ過去だって肯定して
終わりたいんだ絶対

化け物の譜面をなぞる
不可能と言われても
次の命が芽吹くのを
この眼で視ていたい
あたたかな春に
累々と流れる
祈る世界に
叙情の星を打ち上げて
此処にいられない
「魔女の子」を生き抜いて
幸せだったと

灯す光の間に絶望が見えたとしても
あなたが託してくれた色で塗り変えるから
痛みの彼方に希望が見えた気がした
願いごとのように魔法を点灯する
×