裏町酒場

酒をのもうと 生きよと死のと
あんたなんかの 知らぬこと
どうせまともに 生きたって
つらい世間の うしろ指

男なんかにゃ 欺されないと
鼻で嘲笑(わら)って ひくルージュ
夢を持ちなと 云う言葉
それもどこまで 本気やら

弱い女に 帰ってしまう
雨がしょぼつく こんな夜
酒にこころを しびれさせ
生きる裏町 灯も暗い
×