LADY

ああLADY
手の中にあふれそうな愛を突然 手に入れた時
僕はただ悲しみに悲しみにくれるだけさ
ああLADY
一人の道をもう歩き疲れてはいたさ だからお前の
ひとすじの灯にさえ気づきはしなかった

人はいつも僕を嘲(わら)って
あの街の角を通りすぎて行った だからだから

ああLADY
せつなく熱いこの想いのせてしまうには
ああLADY
僕の手のひらはとても小さすぎるけど

ああLADY
長い雨も荒(すさ)ぶ風も外は続きそう
だけど心の中のアンブレラもうたたんでもいいんだろう

いつも朝は冷たくおとずれ
夕暮れはさりげなく痛みさえ残していった だからだから

からのポケットにみたされた虹を
強くにぎっては今にもこわしそう
だけど今帆を上げ 高い波をくぐりぬけ
荒れた海の中に二人船をだす だからだから

ああLADY
せつなく熱いこの想いのせてしまうには
ああLADY
僕の手のひらはとても小さすぎるけど
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