愛した数だけ

はるかな夢を見ていたい
遠く霞む山並み
少しづつ歩いて行けば
たどり着けるのかな

薄墨色の空の下
風が少し出てきた
愛する人のもとへ
たどり着きたい

カメラの中だけに居る
あいつを探しても

愛した数だけ
生きたような気がする
いろんな顔が浮かび
そして誰もいなくなった

きれいな蝶を追いかけて
ここまで来たけれど
まわりには誰もいない
ひとり残され

焚き火囲んであいつと
語り明かした夜

愛した数だけ
生きたような気がする
どんなに旅をしても
答えなんかありゃしない
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