Winterboy

忘れられない人よ どうかまだ近くにいて
忘れられない想いほど 降り積もっているよ

街も人も小鳥さえも
僕のことを見てさ 笑っているかの様
通りすがる幸せそうな恋人たちを見ると 嫌気がするんだ

記憶の画質は下がらないまま 彩度は増して
素敵さだけを残していくの 残っていくの

忘れられない人よ どうかまだ近くにいて
忘れられない想いごと 溶かし切ってくれよ

何度だってそう乗り越えてることだったから
今度も大丈夫だと

今更な想いが胸を強く叩いているよ
伝える人も場所も もうないのに もうないのに

喉元の詰まりが現実を突きつけてくるよ
全身で目を背けてみようとも

初めからそう

きっと 何かの間違いで交わって
君が偶然 僕を良い人だと言ってくれた世界線の上で
僕一人だけ取り残されて
鼻を通る乾いた痛みで 息をするの
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