いちとに

誰でもいいから意味を下さい
欠伸一つできる日々を下さい
どうせ来る明日が要らなくても
捨てられない僕を捨てて下さい
細く伸びゆく枝葉を折って
また一つ後ずさりをした
どうしても憎い私の一部を
貴方は掬って呑んでくれるか

「溺れるような愛は、重みで型を変える」
塩梅とかいう難儀に殺される

ひとつふたつ増えてく日向を避ける癖と
仲良くはできないな
ひとりがふたりになる安らぎと揺らぎが
私の必要で欲しくないもの

難しくもない相槌一つ
打ち終わる度疲れていくのは
好かれたいと嫌われたくないの
どちらでもない私の欲のせい
愛が何かは分からないけど、
分かりやすく愛されてみたいと
頭を揺らすa.m.1:00の
気持ち悪さに泣く気すら起きない

「溺れるような夜が私の光を創る」
散々な裸足はいつか報われる?

ひとつふたつ増えてく転んだ後の傷を
まだ撫でられはしないな
独りがふたりになる灯りの欲しさに
柄でもなく「寂しい」と歌うの

分かり合えなんてしないから
せめて分かち合いたいんだと
素直な気持ちになったりして
深く眠れそうな夜も貴方の敵ではない

無くなりそうな僕の光を貴方が救う
相対した願いはいつか色を持つ

ひとつふたつ増えてく息をしていたい理由が
たまに顔を緩ませる
ひとりがふたりになる澄んだ優しさを
探していく長く短い話

人は人の弱さを知って
人は人の弱さを呑んで
人は人の弱さを愛し
人は人と2を作ってく

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