陽炎

まだ明けぬ 夜に一人
眠れずに 空見てた

もしも戻れたら
もしも目の前にいるなら
もう一度だけ 抱きしめたい

立ち止まって 何度叫んだって
眩しすぎた日々は 揺れる陽炎
連れて行って 鐘の鳴る方へ
ぼろぼろの その羽根で

鍵の無い 檻に一人
逃げもせず 空見てた

もしもあの星に
もしも手が届くのならば
もう一度だけ 話したい

立ち止まって 何度叫んだって
帰らぬ日々は 揺れる陽炎
連れて行って 鐘の鳴る方へ
ぼろぼろの その羽根で

夜が溶けてく 旭が燃える
「いつか会える」と呟く
陽炎 行かなくちゃ 鐘の鳴る方へ
風が吹く この大地 踏み締め歩いて行く
悲しみも纏って
×