帰郷

夜中に爪を切っては いけないと
確かだれかに 教わったけれど
空には満月 書きかけている
日記帳には 三ヶ月飛び散る

故郷にいる恋人よ
深い眠りについた頃か
肩を夜風に さらしてないか

風が冷たくなった
風が冷たくなった
想いだけが 千里の道を走る

夜道を振り向いては いけないと
昔 何かで 読んだ気がする
日記をめくれば 想い出達が
行列なして ひしめいている

遠く離れた恋人よ
君のその美しい笑顔
ごめん 日記に 閉じこめた事

夜が長くなったよ
夜が長くなったよ
想いだけが 千里の道を通う
想いだけが 千里の道を帰る
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