雪那

雪に唄えば朽ちた思いが
また芽吹くだろう君の心も
白く被った思い出たちは
今も刻まれてる

君が寒いねって笑った
一瞬の出来事で恋を知る
何度も名前を呼ぶから
その白い息を吐いた場所で

雪降る夜に舞い落ちた花
それはとても美しく
ながるる 空に乗せて
届かない距離でも
また行く
朝になって 溶けて去って
涙が乾いた僕と雪の跡

色を足したら 薄まるような
絵の具みたいな 恋をしたんだ
例えば他の色に染まれど
白は濃くならない

閉じた瞼と裏腹
一瞬の出来事で恋は散る
どうして手放してしまったろう?
今更どうにもできないよな

「失わないで」と散りゆく花
それは静かに消えていく
時雨るる宵に揺れて
彷徨い続けても
見つける

雪降る夜に舞い落ちた花
それはとても美しく
流るる空を抜けて
届かない距離でも
また行く

朝になって 溶けて去って
涙が乾いた僕と雪の跡
時が経って 振り返って
ふと呟いた
あれは雪那だと
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