赤提灯

日暮れの提灯に 灯が点りゃ
醤油とみりんの煮え立つ香り
無口な大将と気立てのいいママの
人柄染みる味付けに
酒と料理が交差する
「ママも大将も一杯どうよ?」

冬枯れ暖簾が 風に揺れ
おしぼり広げて湯気が立つ
馴染みの常連も一見さん達も
会話が弾むカウンター
酒と笑顔が交差する
「ママも大将も一杯どうよ?」

そちらは夫婦酒あちらは親子酒
今夜の俺はひとり酒
明日は誰かと出会い酒
「ママも大将も一杯どうよ?」
×