あいあいがさ

きっと一つだけで良かった

一つだけの傘を誰かに優しく差し出せたのは
傷跡を見せるくらいなら濡れてもいいと思えたから

あなたが色んなこと教えてくれるたびに気づいていた
苦しくて 傷つくとしても もっと近づきたい

溺れるほどに 沈むほどに 私の中に潜って
いつかは鍵を開けて
生まれたままで そのままで 私の名前を呼んで
きっと一つだけで良かった

孤独を拾うたびに あなたを知るたびに
どうして? 忘れたくないもの 魔法みたいに増えていく

やがて雨音(おんがく)が鳴り出して 二つの鼓動が連なって
ぎこちない影がくっついて キラキラキラ

土砂降りのなか 見つめあって もっと近づきたいよ

絡めるのなら 結ぶのなら 幼気な手を笑って
震えて悴む手を

溺れるほどに 沈むほどに 私のそばにおいで
いつかは鍵を開けて
生まれたままで そのままで 私の傘にきてよ
きっと一つだけで良かった

やがて雨音(おんがく)が鳴り出して 二つの鼓動が連なって
ぎこちない影がくっついて キラキラキラ
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