出口

何もなかったら本当に
こんなに苦しまずに済んだのに
だけど僕は君と出会った
はじめから 決まっていたのか?

2月の風は 今日も頬に冷たく
いつもこの僕を からかってくるよ
こんなはずじゃ なかったのにと
目の前が真白に なりそうで

川をじっと見てた
泣きたい時に 涙も出ないなんて

いつも笑ってたその時も
君は心で泣いてたね
だけど僕は君と出会えて
本当に良かったと思えるんだ

一緒に歩いてる時も きりのない電話も
たくさん話したけど よく覚えてないんだ
後から少しずつ少しずつ
思い出すのが辛いから

気持ちはウソをつけなくて
やっぱり涙が零れたんだ
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