白樺の湖

白樺の白樺の 映る湖
今日は一人淋しく 見つめる
愛しても 愛しても
許されぬ 女故に
たまらなくて 咽ぶよ 湖畔の夕方

思い出の思い出の 映る湖
疲れ果てた心に 悲しく
忘られぬ 忘られぬ
面影も こみ上げて
浮かぶ雲に あの娘の 幸福祈る

白樺の白樺の 映る湖
夕陽赤く静かに 暮れ行く
恋しさに 恋しさに
君の名を 叫んでも
答は無く 空しい 山彦ばかり
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