ふたりぼっち

夢の途中で気がつけば 知らぬ間にずいぶんもう日がおちて
込み上げる気持ちに 涙がこぼれた
不意につまずけば淋しくて なんでだろう、何も変わらないはずの
満たされてた胸と 色あせた影と…

思い描いてた理想は心と目の違いで
車の窓から受ける風とカラッポの中

空には白く流れる雲が町も人ゴミも全て包み込んでるようで
今でも君が傍にいるような そんな気がして少しだけあつく切なくなった

逢引の帰り道ふたりぼっち 半歩ずつ遠ざかる君の肩
思い出したように 振り返る笑顔に

もう一度会えると思って取っておいた手紙
車の窓から捨てた 誰にも気付かれずそっと…

空には白く流れる雲が町も人ゴミも全て包み込んでるようで
「ボクらがずっと離れぬ様に」そんな気持ちも風と共に過ぎてしまいそうで

空には白く流れる雲が遠くの町さえも強くつなぎとめてるようで
今でも君の傍にいるような そんな気持ちで少しだけあつく切なくて

心だけ残したまま 移り変わる景色
髪を揺らすそよ風が君を恋しくさせた
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