べにばな

女ごころを やさしく抱いて
染めてください べにのいろ
忍び恋なら なおさらに
愛のあかしが 欲しいのよ
べにばなは 愛の花
燃える女の いのち花

夜が来るたび 花びらを変え
罪の匂いを つけてゆく
せめて嘘でも 抱きしめて
夢をつないで 生きたいの
べにばなは 愛の花
忘れられない みれん花

二年たらずで 散りゆくさだめ
花のあわれを 風が泣く
一度まかせた この身なら
ついてゆきたい 尽くしたい
べにばなは 愛の花
燃える女の いのち花
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