泣きはしないさ

泣きはしないさ 泣かないさ
花は咲いてもやがて散る
恋の生命は短いものよ
顔を反向けて歩くのは
街の灯りが まぶしいからさ

泣きはしないさ 泣かないさ
夜の屋台のコップ酒
持ったこの手が ふるえていても
涙こらえるためじゃない
ちょっと寒気が するからなのさ

泣きはしないさ 泣かないさ
誰が泣いたりするものか
俺の頬ぺた一筋つたう
これが涙であったとて
別れつらさの 涙じゃないさ
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