恋路ヶ浜暮色

海鳴りが 空で哭く
波が素足に 戯れる
愛する男と 別れたら
女のこころは 脱け殻です

恋路ヶ浜の 風よ夕陽よ
明日から私は どうしたらいいの…
砂浜に 崩れ落ちそな今は-
寄り添ってささえる 道づれが欲しい

足許の 忘れ貝
耳にあてれば あの声が…
想い出さえも 捨てたなら
躰もいのちも 寒すぎます

伊良湖岬を渡る 二羽のカモメよ
おまえは倖せ 失くしたら駄目よ…
心細さ身にしむ今は-
あたたかい誰かの ぬくもりが欲しい

恋路ヶ浜の 風よ夕陽よ
明日から私は どうしたらいいの…
砂浜に 崩れ落ちそな今は-
寄り添ってささえる 道づれが欲しい
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