創の手

トラの子の瞬きが
地球の目とリンクして
白黒の影模様が
三日月目を呼んでいる

“藍の手”-変わるがわる
“世の手”-見つけてきて

何かが壊れ始めては
無機質に時を計るでしょう?

流れ流されて-…
目まぐるしくも美しいその様に
永遠に煌くの
それから何もかも置いてゆくでしょう?

「:そうでしょ?」

終わり無き時の旅
砂時計落ちるたびに
雪の芽が解け始めて
地中深く掘り起こすよ

“創の手”-変わるがわる
“世の手”-見つけてきて

水のように素直に、ありのままを

“藍の手”-変わるがわる
“世の手”-いつもここで

最初の目次だけ読んで
答えを問い正すでしょう?

飛んで飛ばされて-…
儚き夢でも美しいその様に
永遠に煌くの
それから何もかも
捨ててゆくでしょう?

「:そうでしょ?」

あとは、創りあげて
そして、壊し始め
いつでもそんな事を繰り返して

“創の手”-変わるがわる
“世の手”-途絶えないで

体の奥の方、誰かが
あなたに問いかけてるでしょう?

沈み浮き上がり-…
か弱き小の葉でも美しいその様に
永遠に煌くの

それから何もかも慈しむのでしょう。
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