しのび逢い

淡い灯かげに 横顔みせて
あのひとは 赤い酒飲んでいた
ぼくの足音 ひとりで待っていた
いけないひとね もう知らないと
唇につめたい 指をふれたひとよ

夜明けの明りに 背を向けながら
あのひとは 涙をこらえていた
ぼくの背中に 好きよと書いていた
別れを胸に みつめてふたり
ひいてはひかれて 夜ごとのしのび逢い
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