Fifty-Fifty

街のはずれには ころがるBudweiser
なつかしい黄昏が 窓を染めてゆく
想い出をかさねたシャツは あの日の柄
おまえが すぐに 俺を みつけられるように

愛しきれないくせに 別れきれずにいた二人
約束は またここで逢おうと 決めた夏の日

扉がひらくたび 見知らぬ笑い声
時計をはずして 心をかるくした
幸せになれたと おまえの答えだね
気まぐれ 俺も 終わりにするつもりだった

愛はそれほどうまく季節のようにめぐらない
いたずらに手ばなした ぬくもりに片思いだぜ

愛しきれないくせに 別れきれずにいた二人
さみしさに苦笑い 唇かめばひとりきり
そしてまた 扉から 冷たい風が
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