森とさかな

もし君が 遠い川の底 泣いてたら
もしかして 僕の悲しみの せいかしら
何故こんなに離れてて でも解ってる

今君は 銀の泡の中 泳いでる
今僕は 深い森の奥 立っている
何故こんなに知らなくて でも気にしてる

さかな達は 虹のうろこ
光跳ねて 森の木々に
森の木々は 揺れる緑
風の匂い さかな達に

もし君が 遠い川の底 笑ったら
もしかして 僕の歓びが 届いたの
何故こんなに会えなくて でも信じてる

青い空に 雲が生まれ
黒い影を 風が運ぶ
森の土に 雨は染みて
澄んだ水を 川に送る
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