放浪歌

螢おまえは しあわせか
生きて七日の 一生で
私もおなじよ この世の隅で
翔ぶに翔べない 籠の花
涙かさねる 放浪歌

どうせ嘘ねと 背を向けて
もしかしたらと 振り返える
季節が変われば 花なら咲ける
恋に生きたい もう一度
夢ひとひらの 放浪歌

みんな夢です ひとときの
過ぎてしまった あれやこれ
涙の数より いい想い出が
あれば女は しあわせよ
ひとり人生路の 放浪歌
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