蛍草

俺でいいのか 悔やんでないか
つぶしのきかない 男でも
つらい時ほど 陽気に流す
いつもおまえにゃ 借りばかり
蛍草 蛍草
何を迷って ここで咲く

酔えば近くに 見えてた夢が
醒めたらどうして 遠去かる
長い足踏み 続いたけれど
それもおまえと 出逢うまで
蛍草 蛍草
花の素顔が 目に泌みる

渡しそびれた 指輪を見つめ
寝ているおまえの 手に飾る
何もないから いたわり合える
ほほにひとすじ 夜の露
蛍草 蛍草
俺と一生ここで咲け
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