江ノ島

ゆるやかなカーブ 車は風を切り
平日にぼくら海へと走る
電車のホームに佇むふたりを見た
言葉は少なく さよならも言えず

いつもただゆっくりと流れるだけ
そんなもんさ

道端の花がその日だけなぜか あざやかに見えた
海沿いの空に

学生鞄の女の娘が行く
きみは見とれて目が離せない
ゆるやかなカーブ 恋模様道行き
昼からぼくらは海へと走る

いつもそうさわれないよ
感じるだけ 昼の荒野

道端の花がその日だけなぜか あざやかに見えた
海沿いの空に
×