お月さまほしい

君が今頃泣いてるんじゃないかと思ったんだ
ひとりだけで泣いてるんじゃないかと思ったんだ
どんなにひどい1日の終わりでも
笑って帰って行った君だから
夜中にひとりで泣いてるんじゃないかと思ったんだ

君をかばう勇気も なぐさめも
何ひとつ浮かばず 見送った
己れのなさけなさに さいなまれて
君に何か渡してあげたくて
何かないか何かないか 探し回ったんだ

夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ
夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ
君に贈ってあげたいから
お月さまほしい

夜中の屋根で猫は跳ぶ 呼んで跳ぶ 泣いて跳ぶ
君に贈ってあげたいから
お月さまほしい
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