季節が笑う

君を抱きしめたいけれど 触れれば もう 戻れないんだよ
君の肩は ちょっと震えている 誰のこと思って泣く?

張り裂けそうな二人の距離は 手を伸ばせば届いてしまうんだよ
どうして僕を呼び出したりしたの… わけなど聞くまでもなく

君は わかってる この気持ちに気付いている
そうだとしても 君のズルさも 付け入るような 僕のあざとさも
今だけは 見てみぬふりで…

君は僕を見つめてるけど ねえ 誰のこと考えているの
伸ばした指先が震えてしまう 季節が この愚かさを笑う

僕もわかってる その先に待つ虚しさを
そうだとしても 僕の弱さも 寂しさ紛らす為だとしても
今はただ 素知らぬ顔で…

君を抱きしめたいけれど 触れれば もう 戻れないんだよ
でも 思わず君を引き寄せた 季節よ この愚かさを笑え
季節よ 二人の愚かさを笑え
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