雲のゆくえに

真昼の空を横切る
ひとつの雲の行方に
途切れたこの愛を見つけて
あなたの名前を呟く

残された私にはつくろう笑顔ただそれだけが
あなたとの思い出を 少しずつでもまぎらわせる

叫んでみたって届かず
消し去るすべもなく見上げる
心の奥へと拡がる
かなえられない あこがれ

翼さえあったなら あの雲のあとついてゆきたい
太陽が照らし出しこの身が焼けて死に絶えても

今になっては遅過ぎて
悲しむ事さえも できない
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