向日葵

窓から入り込む8月の風にあおられ いつもより早く家を出た
今日はやけの全てが眩しく見えて口笛なんか吹いてみたよ

思えば3度目の夏
急(せわ)しいこの都会でどこへ置いてきた? 私の笑顔

いつも何気なく通りすぎていた 風にゆれる ひまわり畑
そうだ、幼稚園の頃にも みんなで一生懸命育ててたっけ

みんな目をそらさずに 太陽見つめながら 力いっぱいに咲き誇っていた

見たくないもの 目をふさいできた
聞きたくないもの 耳をふさいできた
本当はダメだと分かっていながらに…
この向日葵のように全てを受けとめて 強く 強く 咲きたい!

高いビルとビルの隙間にも咲いてる たった一輪の向日葵の花も
わずかな太陽の光を受けて 必死に上を向いているよ

気づけば この空の下 久々に笑顔を取り戻す事が 出来てるみたい

どれだけのことを 見逃しただろう
どれだけのことを 聞き逃しただろう
いろんなものに 背中向けていた
あの向日葵ように 小さな光さえも 全て 大事にしたい
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