感情

独りきり佇むプラットホーム 鳴り響くベルの音に
駆け込むざわめきの中で いつしか忘れてしまったんだ行き先も
焦る気持ちとは裏腹に 誰かに合わす事ばかり覚え
小さな僕らは 勝手な言い訳してまた甘えてる

らせんを描く 光の群れに 夢が吸い取られてしまう
無情に 非情に 出会いと別れを繰り返す

過敏な感情の僕等は それ故に不安に小さく
震える震える 世界に怯える
確実に目指し歩んでも  思うように前に進めず
悔しく はがゆく また嫌いな弱みがさらけ出す

誰も何もわかってないと 言葉並べて欲しがるばかりで
終電終わりの帰り道 フェンス越しの街並みと夜の闇
あきらめきれなくて タチが悪くてもがいて
ちぎれそうになりながらも 僕等は僕等なりに紡いでる

ぐるぐる回る 時計の針は 戻る事も止まる事もなくて
巻き込み 飲み込まれ それでもここに立っている…

過敏な感情の僕等が 描いた強がる未来は
自分の心に重なり交わる
また挫けそうになっても 逃げ出しそうになっても
お前の心の 大事な感情だけは無くすな

僕等のその感情 忘れないで感情
どうしようもなくて 怒って 泣いて 構わず電車はやって来て
変わらずに感情 揺れ動くよ感情
一瞬でも夢見る事に 幸せを感じてただ突き進め

自分が大切な僕等は それ故に誰かを信じる
勇気が足りなく 心を閉じ込める
他人のせいにする事で 傷ついたフリするばかりで
虚しく 不甲斐なく それでも僕等はここにいる

過敏な感情の僕等が 描いた強がる未来は
自分の心に重なり交わる
また挫けそうになっても 逃げ出しそうになっても
お前の心の 大事な感情だけは無くすな
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