夜の匂い

静かに遠ざかる あなたの足音
冷たく刻みながら 時を戻してく
私は閉ざされた 扉にもたれて
もう一度 チャイムが鳴るのを待ってる

また来るのかも もう来ないかも
明日(アシタ)になれば わからない
裏切りと言えるほど 愛されてない
約束なんて どうせ幻
指に髪に言い聞かせる
つまらない夢をみて失望するより マシじゃない

私の弱さをぬぐう手も 言葉も
どこかで使い古されてても いいから

虚(ムナ)しさよりも つのる想いに
すべて 預けてしまいたい
疲れた心をただ かさねあわせて
昨日も今日も 忘れるくらい
強く強く 抱きしめて
なんて言いそうになる この唇をふさいで

夜の匂いは いつしか
真綿のように 私を包んで私を殺した

また来るのかも もう来ないかも
明日(アシタ)になれば わからない
裏切りと言えるほど 愛されてない
約束なんて どうせ幻
指に髪に言い聞かせる
つまらない夢をみて失望するより マシじゃない

虚(ムナ)しさよりも つのる想いに
すべて 預けてしまいたい
疲れた心をただ かさねあわせて
昨日も今日も 忘れるくらい
強く強く 抱きしめて
なんて言いそうになる この唇をふさいで
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