arizona

ヘッドライトを消して走ろう 冷えた地面にねころがろう
何かが遠くで吠えている それでも僕は怖くない

耳にうるさいほどの静けさ ふるさとを離れたリアルさ
大地を踏みしめ 暮らす者の 叫びを小さな背中に聞けば

痛いよ痛いよ だれかそこをなでておくれ
ともに 過ごした あなたとの 歓びだけがよみがえり痛いよ

岩影はただ高くそびえ 風がしげみを 踊らせてる
時の単位は大きく変わり 悩める旅人たちを癒す
水のない河を泳ぐように 僕らは必死にもがいてた
結ばれること 離れることで 人の絆は強くなってゆく

夢だろうすべては 生まれてくること 死ぬこと
このまま埋もれて 素敵な生まれかわりなど信じてみようか

何かが足りないと 渇いた喉をふるわせて
もはやひとりでは 生きられぬ ひ弱な心がさまよう

夢だろう 夢でしょう どこまでも 眠りつづけよう
あなたが ただで 僕にくれた くちづけは星のように 輝きつづける
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