Niji

親指をくわえたその子は
不思議そうに首かしげる
僕はだれ あなたは今どこ
あの人は 何故うばうの

この広い星のどこかで
友達が泣いてる
葉っぱの手紙を書こう
いちょうの木の下で

特別なことじゃなく
ただこうして 笑っている
いつまでも いつまでも
君の肩に葉っぱは届く

ひぐらしが遠くで鳴いてる
時計草 風にゆれてる
お月さま あなたのひとみに
映るこの星は まだあおいでしょう

この広い星が全部
笑顔でつつまれたら
葉っぱの枕で眠ろう
いちょうの木の下でね

特別なことじゃなく
ただこうして 抱きしめている
いつまでも いつまでも
君の信じる 世界をまつよ
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