虎落笛(もがりぶえ)

男の心の 寂しさを
知って泣くのか 虎落笛(もがりぶえ)
会えば別れが 言い出せなくて
おまえに残した 置手紙
酒の苦さが 沁(し)みる夜

二人でいれば 幸せと
真心尽して くれたやつ
夢もやれない 暮らしのままじゃ
おまえの笑顔が せつなくて
面影グラスに 揺れる夜

男の身勝手 責めるよに
冷たく窓打つ 虎落笛(もがりぶえ)
会わす顔など 今さらないが
好きで別れる このつらさ
未練心に 泣ける夜
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