哀愁は黄昏の果てに

夕闇のエアポート 黄昏のベルリン
微笑む君が 僕を迎える
「夢は終わったよ」とつぶやく僕に
君はうつむいて首を横に振った

握り返す君の手が切なく震える

愛している…言葉が世界を変える
心の壁は今も消えないけど
信じている…言葉がすべてをつなぐ
静寂の夜の果てに

シートにもたれながら 見慣れた風景に
心が溶けてゆく 君の髪が揺れる…

アウト・バーンに飛び去る昨日に背を向ける

何のために自由になりたいのだろう
逃げ出したい程 現実の中
何のために僕は生きているのだろう
叫びたい程の孤独の果てに

過去をつなぎあわせ 未来をつくれたら
僕は遠く君と離れはしなかった

そして誰もが幾つもの罪を抱え
本当の自分に 気がついてく
やがて命燃え尽きるその日まで
答えを探しつづけながら

黄昏のその果てに 涙は止まらない

愛している…言葉が世界を変える
心の壁はやがて消えてくだろう
信じている…言葉がすべてをつなぐ
希望と哀愁の果てに
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