帰り道

真っ黒な画用紙に白い絵の具まき散らしたみたい
教科書で見たような
真っ黒な画用紙にコンパスをひとひねりしたみたい
テレビで見たような
何もなくなった 本当にそうなのか
もう僕には何も残っていないのか

帰り道見上げた夜空はプラネタリウムみたいだった
雨上がりのコンクリートに映った今夜の月明かり
照らしていた まだ行けると 照らしてた

どこまでも続くようなトンネルを走っている
余計な音ばかり聞こえる
見えるはずの出口 まだ未だ見つけられず
それなのに また1歩踏みだして

気がつけば時間ばかりが過ぎてゆき
ここから見える景色は まだ変わらずに

帰り道見上げた夜空はプラネタリウムみたいだった
雨上がりのコンクリートに映った今夜の月明かり
照らしていた まだ行けると 照らしてた
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