この胸にずっと

季節はずれの海 遠く高い波
懐かしい砂浜 ひとり風の中

あの頃の二人 いつからか 近づくほど
想う気持ち すれ違ってゆくように さまよってた

心 重ねて 見つめ合ってたのに
気づかないまま なぜあのとき
二人の心は離れてしまったのだろう?

何も言わなくても 信じ合えたのは
あなただけだったと今はわかるのに

大人になるたび 少しずつ 大事なもの
失くしながら 痛みを知ってゆくのね 切ないほど

涙 隠して ゆずれない夢を
抱きしめながら なぜあのとき
さよならの扉を開けてしまったのだろう?

―どんなときも ひとりじゃない―
瞳 閉じれば あなたの微笑み
そばに感じて 孤独も強さになるの

空を見上げて 描いた面影
風がさらっても あなたからの
優しい光は今でも輝いている

時が過ぎても この胸にずっと…
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