30分

外の夕立は しばらくすれば止むよ
何がそんなにも 君の時間奪ってゆくんだ
この部屋の中は 空気がまた薄くなって
水かさ増すばかり 溺れそうだよ

僕にその訳など まるで分からないので
ただ止むのを待っていた

短い夏の雨 君はずっと眺め
鳴り止まない その憂鬱を雨のせいにした

どうせ雲の隙間 光が射して虹が出ても
君はそんな調子で 気付かないんだろう

分かろうとしないのは 変わろうとしないのは
傷付きたくないからで

短い夏の雨 心の中ずっと
止まない雨だろう ならば傘を捨てりゃいい

明日を待ってる 何かを待ってる
涙もて遊んで 夜と途方に暮れても
昨日も今日もそうだった 何もしないまま
踏み込めないまま 僕ら途方に暮れるだけ
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