きよしの一心太助

義理と人情の 天秤棒が
花のお江戸を アラヨっと走る
無理が通って 道理がすたる
揺しゃしねえぜ この俺が
おっとどっこい べらんめえ
命いちずの一心太助

一心鏡(かがみ)の 如くに生きろ
諭す恩人(おかた)の 真心刻む
天下御免の ご意見番と
江戸の世直し 鬼退治
おっとどっこい てやんでえ
命出番の一心太助

たとえお日様 西から出よと
曲げちゃならねぇ 男の意地は
バカと言わりょと 笑われようと
見ても見ぬ振り できぬ奴
おっとどっこい 江戸っ子でえ
命いちずの一心太助
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