他人町

倖せくれると 言った人
信じて今日まで ついて来た
妻という字を 夢に見て
愛のよろこび 知ったのに
今ははかない 他人町

女が一人で 生きるには
夜明けの明日は まだ遠い
愛の命は 消えたのに
未練心の 残り火が
燃えてせつない 他人町

冷たい小雨の 街に出て
悲しい別れを 捨てました
たとえ嵐が 吹こうとも
耐える女に なりました
明日に生きます 他人町
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