紅雀

外海をかけてゆく潮のように
この胸は急いでいる
暁にシュプールを描きながら
雲の群れわき上がる場所へ

誰か不幸にしても
熱い気持ちは止められない

臆病が 籠の中閉じこめてた
もう一度 飛ばせてほしいの

誰に禁じられても
腕にとびこみ Bravo!と叫ぶ

ぬけがらの体だけ砂に残し
この胸は波間へ旅立つ
暁にシュプールを 描くように
もう一度 飛ばせてほしいの 高く 自由に
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