キャロル

暮れかかる空をなぞる
枯れ草がにおいたつと
突然の雨にうたれて
屋根のある小屋へにげこんだ

雲にまどわされみえない
金色の月を呼ぶと
子供のころに覚えた
どこかのキャロルを思い出す

窓のむこうには灯
小道をはさんでゆれる
だれかに会いにいこうか
あたらしい日々のはじまりに

だれかに会いにいこうか
あたらしい日々のはじまりに
×