赤い夕陽の故郷

おーい

呼んでいる 呼んでいる
赤い夕陽の 故郷(ふるさと)が
うらぶれの 旅を行く
渡り鳥を 呼んでいる
馬鹿な俺だが あの山川の
呼ぶ声だけは
おー きこえるぜ

呼んでいる 呼んでいる
赤い夕陽の 故郷(ふるさと)が
懐かしい 面影の
ひとつ星も またたくよ
小麦畠は ふたりの夢を
ひそめているか
おー 今もなお

呼んでいる 呼んでいる
赤い夕陽の 故郷(ふるさと)が
涙ぐみ 背伸びする
渡り鳥を 呼んでいる
雲よ行くなら おふくろさんに
思いをせめて
おー 乗せて行け

おーい
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