十九の浮草

花の十九も 旅ゆく身では
恋も情けも しょせんは夢か
こんどいつの日 いつの日いつの日逢える
どうせ浮草 ながれの娘

なまじ逢わねば 泣くまいものを
つのる想いの せつなさ辛さ
こんどいつの日 いつの日いつの日逢える
ならすギターの 音さえ悲し

涙かくして さよなら云って
またもつまびく 別れの唄よ
こんどいつの日 いつの日いつの日逢える
知っているのは あの月ばかり
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