星空のイリュージョン

真下に広がる 街は息をひそめて
これから始まる 夜を夢見てる

海岸線 流れる ヘッドライトの波が
曲がりくねって 夜空に 溶けてく
この街に消えた あなたのやさしい笑顔
遠のいて 遠のいて 星になる

サヨナラ もう待たない
私なりに がんばってたから
疲れ果てた心を 慰めて
何も聞かないで―

あなたの香りは記憶の中で眠る
虚ろう愛を 抱きしめた あの日

どうしたのって聞かれたら 強がってみせるでしょう
でも瞳の奥の寂しさを読みとって

彼のイリュージョンが
心の奥で にじんでいくよ
潮騒が窓の外 押し寄せる

サヨナラ 夏の日々よ
忘れようとすればするほど
忘れられなくなってた
切ない恋 壊してほしいだけ

サヨナラ もう待たない
私なりに がんばってたから
疲れ果てた心を 慰めて
何も聞かないで
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