いのちの音

花は咲くだけ 風に揺れて
愛されたいと 思いもせず
雨の雫はきっと 冷たかろう
傘をさしてあげようか

流れぬ星は 夜の隅で
何を願って 光ってるの
ひとりぼっちはきっと 寂しかろう
唄をうたってあげようか

誰にも言えぬことが あるけれども
それでも微笑んで 生きていきましょ

いのちはとても柔らかいから
粗末にしてはいけません
いのちはそれでもね 強いから
輝く日もおおいはず

誰にも癒えぬ傷が あるけれども
それでも夢を見て生きていきましょ

花は鮮やか 風の中で
愛されたいと 思いもせず
いつも感じていて その胸で
ほら、いのちの音がする

寂しいときは 空、見上げて

過ぎる季節(とき)より 明日へと
花は心の中 実をつける
星はいつか流れてく
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