偶然の確率

なんとなく、不意に振り向いた途端
あなたと視線が重なった
「一目で恋する運命もある」とか
誰かのコトバを思い出す

そんな出会いがあるはずないよ!と
笑い飛ばした自分がいた
いまその意味を思い知る

ふたつの心
いまこの瞬間にめぐり会うこと
それ自体が奇跡
偶然の確率=それはゼロじゃないと
いまならいえるよ

絶対なんて誰もいい切れない
なにが起きるか?なんてわからないね
だからこそいまこの瞬間にある
偶然の確率…カタチにして

距離が近づけば、抱きあうこともある
けれどすれ違うこともある
恋はいつだって矛盾にあふれて
揺れる想いに惑わされる

あなたなしじゃいられない、と思い
ひとりが自由だ、とも思う
笑顔と涙、繰り返し

ふたつの心
時を重ねるほど
知らず知らずにカタチを変えるけど
偶然の確率…あの日の情熱は
いとしさになるよ

どんな過去にもすべて意味があると
思うキモチを忘れずにいたなら
寄り添うように、ふたつの物語り
終わりを迎えずに永遠(とわ)に続く

これまでに過ごして来た時間が
運命の糸なのかもね

流した涙
傷ついた日もある
けれど昨日は今日に続く軌跡
偶然の確率、見逃さないように
希望は捨てない

この日のために生きて来た、だなんて
大げさだけどいい切れる気がする
だからこそいまこの瞬間にある
偶然の確率…カタチにして
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